塩害を受けた構造物の対策・補修
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.25の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
塩害を受けた鉄筋コンクリート構造物への対策や補修に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 電気防食工法を適用し短期間の通電を行うだけで,その後も長期間にわたって充分な防食効果が継続できる。
解き方
- 電気防食工法は、コンクリート表面等に設置した陽極から鉄筋へ防食電流を流し続けることで鉄筋の腐食反応を抑制する工法であり、効果を保つには供用期間中継続して通電する必要がある(コンクリート標準示方書[維持管理編])。
- 短期間(8 週間程度)の通電で塩化物イオンを除去するのは脱塩工法であり、(4) は両者を混同している。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。既に浸透した塩化物イオンの再拡散による鉄筋腐食も検討する。
- (2)適当。残存予定供用期間が長ければ表面処理材の再塗布を計画する。
- (3)適当。補修部と未補修部の境界でマクロセル腐食が生じるおそれがある。
- (4)適当でない。電気防食は通電を継続して効果を得る。短期通電は脱塩工法である。
引っかけ:電気化学的防食工法のうち、電気防食(継続通電)と脱塩・再アルカリ化(短期通電)を区別する。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月5日(日)実施) 問題A No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する