鋼橋の架設の施工
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.16の問題です。論点は「鋼構造物」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼橋における架設の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 吊り金具は,本体自重のほかに,2点吊りの場合には本体自重の100%,4点吊りの場合には50%の不均等荷重を考慮しなければならない。
解き方
- 架設用の吊り金具は、本体自重のほかに吊り方に応じた不均等荷重を考慮して設計する。2点吊りは各吊点の荷重がほぼ定まる。4点吊りは不静定で対角の2点に荷重が偏るおそれがあるため、4点吊りに大きい不均等荷重(本体自重の100%)を見込み、2点吊りは50%とするのが一般的である(鋼道路橋施工便覧、鋼構造架設設計施工指針)。
- (2)は2点吊りと4点吊りの値が逆であり、適当でない。ドリフトピンを合計本数の1/3以上とすること、サンドル上のジャッキに鉛直荷重の10%以上の水平荷重を考慮すること、仮置き部材を地面から離して転倒防止・養生を行うことは正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。仮締めボルトとドリフトピンの合計本数のうち、1/3以上をドリフトピンとするのがよい。
- (2)適当でない。不均等荷重は、2点吊りで本体自重の50%、4点吊りで100%を考慮する。
- (3)適当。サンドル上のジャッキは傾斜等に備え、鉛直荷重の10%以上の水平荷重で照査する。
- (4)適当。I形断面部材の仮置きは転倒防止と養生を行い、地面から15cm以上離す。
引っかけ:4点吊りは不静定で2点に荷重が偏りやすいため、2点吊りより大きい不均等荷重を見込む。
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→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題A No.16。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する