火薬類取締法(火薬類の取扱い)
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.55の問題です。論点は「火薬類取締法」(重要度C・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
火薬類取締法令上,火薬類の取扱い等に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 火薬類を運搬するときは,衝撃等に対して安全な措置を講じ,工業雷管,電気雷管若しくは導火管付き雷管を坑内に運搬するときは,背負袋,背負箱等を使用すること。
解き方
- 消費場所で火薬類を運搬するときは衝撃等に対して安全な措置を講じ、工業雷管、電気雷管若しくは導火管付き雷管(又はこれらを取り付けた薬包)を坑内又は隔離した場所に運搬するときは、背負袋、背負箱等を使用する(火薬類取締法施行規則 第51条第3号)。
- (1) は警察官又は海上保安官に届け出る(法 第46条第1項)、(2) は点火器側を短絡させ脚線側を長短不揃にする(規則 第54条第4号)、(3) は床面にはできるだけ鉄類を表さない(規則 第52条)ので、正しいのは (4) である。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。喪失・盗取は、遅滞なく警察官又は海上保安官に届け出る(法第46条第1項第2号)。
- (2)誤り。点火器側の端を短絡させ、脚線側は心線を長短不揃にしておく(規則第54条第4号)。
- (3)誤り。火薬類取扱所の床面には、できるだけ鉄類を表さない(規則第52条)。
- (4)正しい。雷管類を坑内に運搬するときは、背負袋・背負箱等を使用する(規則第51条第3号)。
引っかけ:発破母線の「短絡」と「長短不揃」は、点火器側と脚線側を入れ替えた出題が多い。鉄類は火花の原因になるので「表さない」。
現行法令との関係:火薬類取締法施行規則は 2022 年 1 月 15 日施行の改正(令和3年経済産業省令第73号)で、第52条の火薬類取扱所の建物の内面が「板張りとし」から「火薬類の落下、衝突等による衝撃又は摩擦を緩和する建築材料を使用し」に、第51条第3号が「背負袋、背負箱等」から「背負袋、背負箱その他の運搬専用の安全な用具」に改められた。床面にできるだけ鉄類を表さない点、背負袋等を使う点は変わらず、この問題の答えは変わらない。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.55。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する