令和2年度 問題A No.13論点:基礎工・土留め重要度 A配点 1点未着手

中掘り杭工法の施工

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.13の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

中掘り杭工法の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(2) コンクリート打設方式による杭先端処理を行う場合は,コンクリート打設前に杭内面をブラシや高圧水などで清掃・洗浄し,土質などに応じた適切な方法でスライムを処理するとよい。

解き方

  1. 中掘り杭工法でコンクリート打設方式により先端処理を行う場合は、打設前に杭内面をブラシや高圧水で清掃・洗浄し、土質に応じた方法でスライムを処理する(杭基礎施工便覧)。よって (2) が適当である。
  2. スパイラルオーガや掘削ヘッドは負圧によるボイリングを防ぐためゆっくり引き上げ、最終打撃方式への切替えは周辺地盤が締まる前に時間を空けずに行う。
  3. 先掘りは杭先端から1m以内、フリクションカッター厚さは杭径800mm未満で9mm以下を標準とし(道路橋示方書IV 平成29年 15.7.10)、杭径程度以上の拡大掘りは周辺地盤を緩めて支持力を低下させる。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。負圧によるボイリングを防ぐため、オーガはゆっくり引き上げる。
  2. (2)適当。打設前に杭内面を清掃・洗浄し、土質に応じた方法でスライムを処理する。
  3. (3)適当でない。時間を空けると周辺地盤が締まり打込みが困難になるので、速やかに切り替える。
  4. (4)適当でない。過大な拡大掘りは周辺地盤を緩める。先掘りも杭先端から1m以内にとどめる。
引っかけ:(1) は「負圧」「ボイリング」と正しい用語を使いながら、引上げ速度だけを逆にしている。
現行法令との関係:道路橋示方書の令和7年改定(2026年4月1日以降に着手する設計に適用)で、中掘り杭工法の施工の規定は平成29年版IV編15.7.10から令和7年版IV編23.7.10に移ったが、先掘り1m以内やフリクションカッター厚さなどの内容は同じで、この問題の答えは変わらない。杭基礎施工便覧は令和2年度改訂版が現行である。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.13。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する