コンクリートの養生
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.11の問題です。論点は「コンクリートの施工」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
コンクリートの養生に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) コンクリートの露出面に対して,まだ固まらないうちに散水やシート養生などを行う場合には,コンクリート表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化した後に開始する。
解き方
- コンクリート標準示方書[施工編:施工標準]では、露出面の散水やシート養生は、表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化した後に開始するとしている。よって (3) が適当である。
- 湿潤養生期間は、日平均気温15℃以上で普通ポルトランドセメント5日、混合セメントB種7日と、B種の方が長い。
- 日平均気温4℃以下では寒中コンクリートとし、初期凍害を防止できる強度(5N/mm²程度)が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保つ。パイプクーリングの通水温度は、コンクリート温度との差が大きくなりすぎないようにする。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。混合セメントB種は普通ポルトランドセメントより湿潤養生期間を長くとる。
- (2)適当でない。初期凍害を防止できる強度が得られるまでは5℃以上に保つ。
- (3)適当。表面を荒らさないで作業ができる程度に硬化してから散水やシート養生を始める。
- (4)適当でない。通水温度はコンクリート温度との差が大きすぎないようにし、0℃を目処にはしない。
引っかけ:寒中コンクリートは「5℃以上に保ち、その後2日間は0℃以上」の二段階である。0℃と5℃の取り違えに注意する。
現行法令との関係:2023年制定コンクリート標準示方書[施工編:施工標準]9.6.2で、湿潤養生期間は「標準」から「目安」に改められ、中庸熱・低熱ポルトランドセメントの目安も加わった(寒中コンクリートは10.2、マスコンクリートは10.4に移った)。混合セメントB種の期間が普通ポルトランドセメントより長い点は同じで、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:コンクリートの施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する