アルカリシリカ反応の抑制対策
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年7月7日(日)実施) 問題A No.19の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートのアルカリシリカ反応の抑制対策に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 海洋環境や凍結防止剤の影響を受ける地域で,無害でないと判定された骨材を用いる場合は,外部からのアルカリ金属イオンや水分の侵入を抑制する対策を行うのが効果的である。
解き方
- アルカリシリカ反応の抑制対策には、コンクリート中のアルカリ総量を3.0kg/m3以下に抑える、抑制効果のある混合セメント(高炉セメントB種・C種など)を使う、安全と認められる骨材を使う、の3つがある(国土交通省「アルカリ骨材反応抑制対策について」、JIS A 5308 附属書B)。
- 海洋環境や凍結防止剤の影響を受ける地域で「無害」と判定されない骨材を使う場合は、外部からのアルカリ金属イオンや水分の侵入を抑える対策(表面被覆など)を併せて行うのが効果的である。したがって (4) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。高炉セメントB種(スラグ分量40%以上)はASR抑制効果が認められている。
- (2)適当でない。アルカリ総量は3.0kg/m3以下に抑える必要があり、多くするのは逆効果である。
- (3)適当でない。有害な骨材を混ぜるとペシマム現象で単独使用より膨張が大きくなることがある。
- (4)適当。外部からアルカリや水分が供給される環境では、その侵入を抑える対策が効果的である。
引っかけ:ペシマム現象(ある混合率で膨張が最大になる)を知らないと、(3) を正しいと思い込みやすい。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年7月7日(日)実施) 問題A No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する