建設機械用エンジン
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.4の問題です。論点は「建設機械・電気設備」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
建設機械用エンジンに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 建設機械では,一般に負荷に対する即応性,燃料消費率,耐久性及び保全性などが良好であるため,ガソリンエンジンの使用がほとんどである。
解き方
- 建設機械のエンジンは、負荷に対する即応性、燃料消費率、耐久性、保全性などに優れるディーゼルエンジンがほとんどであり、ガソリンエンジンは一部の小型機械に使われる程度である。よって (3) が適当でない。
- 建設機械用ディーゼルエンジンは、自動車用より大きな負荷が長時間作用するため、耐久性・寿命の面から回転速度を低く抑えている。
- ガソリンエンジンは三元触媒でNOx・HC・COをほぼ100%近く除去できるが、ディーゼルエンジンは排出ガスに多量の酸素を含むため三元触媒が使えない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。大きな負荷が作用するため、耐久性・寿命の面から回転速度を下げている。
- (2)適当。排出ガスに酸素・すす・硫黄酸化物を含み三元触媒が使えないため、エンジン自体の改良が主体である。
- (3)適当でない。即応性・燃費・耐久性・保全性に優れるディーゼルエンジンがほとんどである。
- (4)適当。ガソリンエンジンは三元触媒によりNOx・HC・COをほぼ100%近く除去できる。
引っかけ:(3)に並ぶ長所はディーゼルエンジンの特徴である。ガソリンとディーゼルを入れ替えた誤りに注意する。
現行法令との関係:特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)の2011年基準・2014年基準への対応で、建設機械のディーゼルエンジンはエンジン自体の改良に加えてDPF(粒子状物質除去フィルタ)や尿素SCRなどの後処理装置を併用するのが一般的になり、(2)の「エンジン自体の改良を主体とした対策」は現在ではやや古い記述である。(3)が誤りであることは変わらず、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:建設機械・電気設備の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する