コンクリート構造物の劣化とその特徴
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.19の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の劣化とその特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 中性化による劣化は,大気中の二酸化炭素がコンクリート内に侵入しコンクリートの空げき中の水分のpHを上昇させ鋼材の腐食により,ひび割れの発生,かぶりのはく落が起こる。
解き方
- 中性化は、大気中の二酸化炭素がコンクリート中の水酸化カルシウムと反応して炭酸カルシウムとなり、細孔溶液のpHが低下する現象である(コンクリート標準示方書[維持管理編])。
- pHが下がると鋼材の不動態被膜が失われて腐食し、ひび割れやかぶりのはく落が起こる。「pHを上昇させ」とする(3)は誤りである。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。スケーリングはペーストの品質が劣る場合や適切な空気泡がない場合に生じる。
- (2)適当。塩化物イオンで鋼材が腐食し、膨張によりひび割れ・はく離や断面減少が起こる。
- (3)適当でない。中性化はコンクリートのpHを低下させ、鋼材の不動態被膜を失わせる。
- (4)適当。ASRのひび割れが現れるには数年かかり、竣工検査時の目視では確認できない。
引っかけ:「中性化」の名のとおりアルカリ性(pH12〜13)が中性側へ下がる現象であり、上昇ではない。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する