コンクリート構造物の温度ひび割れの抑制
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.10の問題です。論点は「コンクリートの施工」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート構造物の温度ひび割れの抑制に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) マスコンクリートの養生では,コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づけるようにし,必要以上の散水は避ける。
解き方
- マスコンクリートの養生では、内部と表面の温度差を小さくするため、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づける。必要以上の散水は表面を急冷し、ひび割れの原因となる(コンクリート標準示方書[施工編])。
- 練上がり温度は、配合中の質量が大きい骨材の温度の影響が最も大きい。パイプクーリングの通水温度は下げすぎず、ひび割れ誘発目地の断面欠損率は35%程度以上と大きくとる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。温度を緩やかに外気温に近づけ、表面を急冷する必要以上の散水は避ける。
- (2)適当でない。練上がり温度には質量の大きい骨材の温度が最も影響し、骨材を冷やす方が効果は大きい。
- (3)適当でない。通水温度を下げすぎるとパイプ周辺に温度ひび割れが生じるおそれがある。
- (4)適当でない。確実にひび割れを誘発させるため、断面欠損率は35%程度以上と大きくする。
引っかけ:水は冷やしやすいので効果が大きいと思いがちだが、コンクリート温度を1℃下げるのに必要な温度低下は骨材が最も小さい。
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→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する