型枠に作用するコンクリートの側圧分布
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.11の問題です。論点は「コンクリートの施工」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
スランプが10cm程度のコンクリートを用いて高さ4mの壁(長さ=5m)に打上がり速度2.5m/h程度で打ち込んだとき,型枠に作用するコンクリートの側圧分布(P)に関する次の模式図(イ)〜(ニ)のうち,適当なものはどれか。

解答欄
正解
正解:(4) (ニ)
解き方
- 打ち込んだ直後のまだ固まらないコンクリートの側圧は、液圧(単位容積質量×打込み高さ)に近く、打上がり面から深さとともに直線的に増える。
- 下部のコンクリートは時間とともに凝結・硬化が進むため、打上がり速度2.5m/h程度で高さ4mの壁では、ある深さより下で最大側圧に頭打ちとなり、ほぼ一定の分布となる。よって(ニ)が適当である(コンクリート標準示方書[施工編]型枠の設計)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。打上がり面の側圧はゼロであり、全高で一定の分布にはならない。
- (2)適当でない。全高を液圧とした分布で、凝結の進む下部で側圧が頭打ちになることを表していない。
- (3)適当でない。深さとともに増え方が大きくなる分布にはならない。
- (4)適当。上部は液圧で直線的に増え、ある深さより下は最大側圧でほぼ一定となる。
引っかけ:型枠設計では安全側に液圧((ロ))で扱うこともあるが、問われているのは打上がり速度が小さい場合の実際の側圧分布で、下部は頭打ちになる。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.14コンクリートの打込み
令和8年度 問題A No.15コンクリートの養生
令和8年度 問題A No.16暑中コンクリート
令和8年度 問題A No.45水中コンクリート
令和8年度 問題B No.35プレキャスト部材の接合
論点ページ:コンクリートの施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する