打込み杭工法による鋼管杭基礎の施工
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.12の問題です。論点は「基礎工・土留め」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
打込み杭工法による鋼管杭基礎の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 打撃工法において杭先端部に取り付ける補強バンドは,杭の打込み性を向上させることを目的とし,周面摩擦力を増加させる働きがある。
解き方
- 杭先端部の外周に取り付ける補強バンドは、先端部の損傷防止と打込み性の向上を目的とするが、先端付近の周面摩擦力を低減させる(杭基礎施工便覧)。
- このため支持力の評価では補強バンドの影響を考慮する必要があり、「周面摩擦力を増加させる働きがある」とする(2)は誤りである。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。打止めは試験杭で定めた方法により、根入れ深さ・リバウンド量・貫入量などで総合判断する。
- (2)適当でない。補強バンドは打込み性を高める一方、周面摩擦力を低減させる。
- (3)適当。ヤットコ使用や偏打のおそれがある場合は、板厚の増加やハンマの選択に注意する。
- (4)適当。現場溶接継手はアーク溶接継手を原則とし、半自動溶接によることが多い。
引っかけ:目的の「打込み性の向上」は正しいので、その裏返しとして周面摩擦力が減ることを見落としやすい。
現行法令との関係:道路橋示方書は2025年に改定され(令和7年8月22日通知、2026年4月1日以降に着手する設計に適用)、Ⅳ下部構造編も改定された。杭基礎施工便覧は令和2年度改訂版が現行である。鋼管杭の現場溶接継手や打止め管理、補強バンドの扱いが変わったとの情報は確認できず、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:基礎工・土留めの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題A No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する