鉄筋コンクリート構造物の中性化
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.19の問題です。論点は「コンクリート構造物の劣化・補修」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄筋コンクリート構造物の中性化に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 中性化深さは,一般的に構造物完成後の供用年数の2乗に比例すると考えてよい。
解き方
- 中性化深さは一般に √t 則に従い、供用年数の平方根に比例すると考える(コンクリート標準示方書[設計編]・[維持管理編])。
- 通常の環境下では中性化残りが 10mm 以上あれば鋼材腐食は軽微にとどまり、フライアッシュを用いると水酸化カルシウムが消費されるため同じ水結合材比では中性化が速い。
- 中性化は相対湿度 50〜60% 程度の比較的乾燥した状態で最も速く進む。したがって、2 乗に比例するとした (2) が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。通常環境では中性化残り 10mm 以上で腐食は軽微にとどまる。
- (2)適当でない。中性化深さは供用年数の平方根に比例する(√t 則)。
- (3)適当。フライアッシュは水酸化カルシウムを消費するので中性化が速い。
- (4)適当。中性化は比較的乾燥している方が速く進む。
引っかけ:「2 乗」と「平方根」の入替え。中性化深さ x=b√t の式で覚えておく。
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論点ページ:コンクリート構造物の劣化・補修の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する