受変電設備
重要度 B問題2で出題過去問 9問
受変電設備は、2級電気工事施工管理技士 第二次検定の平成29年度〜令和7年度(9回)のうち9回で出題された論点です(収録77問中9問・重要度B)。出題されるのは問題2です。
要点:高圧受電設備、キュービクル、スポットネットワーク、高圧機器と保護協調。
覚える要点
- 高圧受電設備の単線結線図で、アの機器の名称(略称でよい)と機能を書く。出題はPF付LBS(H29・R7)、遮断器(H30・R4)、直列リアクトル(R1)、断路器(R2)、高圧進相コンデンサ(R3)、GR付PAS(R5)、避雷器(R6)
- 機能は「何をする機器か」と「何を守る(防ぐ)ためか」を1〜2文で書く。当サイトの記述例は名称25字程度、機能60字程度
- 限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF付LBS)は、負荷電流を開閉し、短絡電流は限流ヒューズの溶断で遮断する。名称は「限流ヒューズ付」を落とさない(「開閉器」「ヒューズ」だけは不十分)
- 高圧交流遮断器(CB・VCB)は負荷電流の開閉と、過電流継電器の動作による短絡電流などの事故電流の遮断を行う(過電流継電器からの点線が目印)。断路器(DS)は無負荷で電路を開閉し、点検時に電源から切り離す(負荷電流は開閉できない)
- 高圧進相コンデンサ(SC)は負荷と並列に接続して遅れ無効電力を補償し力率を改善する。直列リアクトル(SR)はコンデンサと直列に入れて高調波電流と投入時の突入電流を抑える(残留電荷の放電は放電コイルで、直列リアクトルではない)
- 地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器(GR付PAS)は、構内の地絡事故を検出して自動で開き配電線への波及事故を防ぐ(GRやZCTだけを答えない)。避雷器(LA)は雷などの異常電圧を大地へ放電して電圧を制限し、機器の絶縁破壊を防ぎ、放電後は続流を遮断する
勉強のしかた:問題2の設問2-2で毎年出る(単線結線図の機器の名称と機能)。出題される機器はCB・PF付LBS・DS・SC・SR・GR付PAS・LAなど10種類程度に限られ、同じ機器が繰り返し出ている。単線結線図の記号と位置で機器を見分け、それぞれ名称と機能を60字程度で書けるよう準備しておけば確実に得点できる。第一次検定の受変電設備の知識もそのまま使える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、受変電設備で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 問題2 設問2-2:断路器(負荷電流を開閉できない)や遮断器(短絡電流を遮断できる)と機能を混同しない。名称は「限流ヒューズ付」を落とさない。
- 令和6年度 問題2 設問2-2:接地の記号があるので接地装置や地絡継電器と取り違えない。避雷器は高圧受電設備の引込口付近に設ける。
- 令和5年度 問題2 設問2-2:地絡継電装置(GR)や零相変流器(ZCT)だけを答えない。囲まれているのは開閉器を含む装置全体。地中引込の場合はUGSが用いられる。
- 令和4年度 問題2 設問2-2:断路器(無負荷で開閉)・負荷開閉器(負荷電流の開閉のみ)と取り違えない。過電流継電器との連動(点線)が遮断器の目印。
- 令和3年度 問題2 設問2-2:直列リアクトルと機能を混同しない。軽負荷時に過補償となると進み力率で電圧が上がるため,自動力率調整などで入り切りする。
- 令和2年度 問題2 設問2-2:遮断器(×印があり事故電流を遮断)や負荷開閉器と取り違えない。断路器で負荷電流を切るとアークが生じて危険。
この論点の問題
高圧受電設備の単線結線図(限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器)令和7年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(避雷器)令和6年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器)令和5年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(高圧交流遮断器)令和4年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(高圧進相コンデンサ)令和3年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(断路器)令和2年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(直列リアクトル)令和元年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(高圧交流遮断器)平成30年度 問題2 設問2-2
高圧受電設備の単線結線図(限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器)平成29年度 問題2 設問2-2
同じ問題で出る論点
問題2では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和7年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。