送配電系統の電力損失
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月8日(日)実施) No.8の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送配電系統の電力損失に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.変圧器の鉄損は,負荷電流の2乗に比例する。
解き方
- 2.が不適当である。変圧器の鉄損(ヒステリシス損と渦電流損)は鉄心で生じる損失で,電圧と周波数で決まり,負荷電流にはほとんど関係しない(無負荷損)。
- 負荷電流の 2 乗に比例するのは,巻線の抵抗損である銅損(負荷損)である。ケーブルの抵抗損も線路電流の 2 乗に比例し,ケーブルには誘電損・シース損もある。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。銅損の大半は巻線の抵抗に電流が流れて生じる抵抗損である。
- 2.不適当。鉄損は負荷電流に関係しない無負荷損である。
- 3.適当。抵抗損は I²R で電流の 2 乗に比例し,電流が 2 倍なら損失は 4 倍になる。
- 4.適当。ケーブルには導体の抵抗損のほか,絶縁体の誘電損,金属シースのシース損がある。
引っかけ:鉄損=無負荷損(一定),銅損=負荷損(電流の 2 乗)。変圧器の効率が最大になるのは鉄損と銅損が等しいときである。
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論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度 前期(2025年6月8日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する