ねん架の目的
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年11月12日(日)実施) No.17の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送電線路のねん架の目的として,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.各相の作用インダクタンス,作用静電容量を平衡させる。
解き方
- 送電線の各相の電線は鉄塔上の位置が異なるため,大地や他の相との距離が違い,そのままでは各相のインダクタンス・静電容量に差が生じる。
- ねん架は,送電線の各相の電線の位置を一定区間ごとに入れ替えて,全体として各相の作用インダクタンス・作用静電容量を平衡させるものである。これにより電圧・電流の不平衡や,中性点の残留電圧による通信線への誘導障害を軽減する。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。着雪の防止には難着雪リングなどを用い,ねん架の目的ではない。
- 2.不適当。風圧荷重の低減はねん架の目的ではない。
- 3.不適当。ねん架はインダクタンスや静電容量の大きさを変えるのではなく,各相で平衡させるものである。
- 4.適当。各相の作用インダクタンス・作用静電容量を平衡させる。
引っかけ:ねん架=各相の線路定数の平衡。大きさを増減させる対策ではない。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.7表皮効果
令和8年度 前期 No.14送電用鉄塔の種類
令和8年度 前期 No.15多導体方式の特徴
令和8年度 前期 No.16送電線路の線路定数
令和7年度 後期 No.14架空送電線のダンパ
論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 後期(2023年11月12日(日)実施) No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する