トロリ線に要求される性能
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.30の問題です。論点は「電気鉄道」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
電車線路のトロリ線に要求される性能に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.電気抵抗が大きい。
解き方
- トロリ線は,パンタグラフに電流を送りながら,高い張力で張られ,パンタグラフとこすれ合い,屋外で雨風にさらされる。そのため,引張り強度が大きい,耐摩耗性・耐食性に優れる,電気抵抗が小さい(導電率が高い)ことが求められ,一般に硬銅や銅合金が用いられる。
- 電気抵抗が大きいと電圧降下や電力損失が大きくなり,発熱で強度も低下するので,3が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。高い張力に耐えるため引張り強度が大きいことが求められる。
- 2.適当。パンタグラフとのしゅう動で摩耗するので耐摩耗性が求められる。
- 3.不適当。電圧降下・損失を小さくするため,電気抵抗は小さいことが求められる。
- 4.適当。屋外で使うので耐食性が求められる。
引っかけ:導体は「抵抗が小さい」ことが基本。トロリ線は「強い・減りにくい・さびにくい・よく通す」。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.28トロリ線の偏い
令和8年度 前期 No.49デッドセクション
令和7年度 後期 No.28大容量区間のちょう架方式
令和7年度 後期 No.49電車線の部材(トロリ線・ハンガイヤー)
令和7年度 前期 No.28電車線の張力調整装置
論点ページ:電気鉄道の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.30。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する