令和5年度 前期 No.3論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

電池を含む並列回路の電位差

これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.3の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す回路において,A-B間の電位差VABの値〔V〕として,正しいものはどれか。

A-B間に2つの枝が並列に接続された回路。上の枝は起電力20Vの電池と4Ωの抵抗の直列,下の枝は起電力30Vの電池と1Ωの抵抗の直列。2つの電池は同じ向きに接続されている。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:3.28V

解き方

  1. A-B間に外部の負荷はないので,2つの枝の間を電流が循環するだけである。循環電流は起電力の差を抵抗の和で割り,(30-20)/(4+1) = 2A となる。
  2. 下の枝では30Vの電池から1Ωで 2×1 = 2V 下がるので VAB = 30-2 = 28V。上の枝では20Vに4Ωの 2×4 = 8V が加わり 20+8 = 28V で,一致する。
  3. ミルマンの定理を使うと,VAB = (20/4 + 30/1)÷(1/4 + 1/1) = 35÷1.25 = 28V と一度に求められる。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。VAB = 12Vなら下の枝から18A流れ出て上の枝からも2A流れ出ることになり,電流の出入りが釣り合わない。
  2. 2.誤り。25Vは2つの起電力の単純な平均で,枝ごとの抵抗の違いを考えていない。
  3. 3.正しい。VAB = 28Vである。
  4. 4.誤り。50Vは2つの起電力を足した値で,電池は直列ではなく並列に接続されている。
引っかけ:並列の電池はミルマンの定理(ΣE/R ÷ Σ1/R)で一発。内部抵抗の小さい電池の電圧に近い値になる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する