導体の寸法と抵抗値
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.1の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す,金属導体Bの抵抗値は,金属導体Aの抵抗値の何倍になるか。
ただし,金属導体の材質及び温度条件は同一とする。

解答欄
正解
正解:2.2倍
解き方
- 導体の抵抗は R = ρL/S(ρ:抵抗率,L:長さ,S:断面積)で,長さに比例し断面積に反比例する。材質と温度が同じなのでρは共通である。
- A:長さ2l,断面積 π(2r)² = 4πr² より R_A = ρ×2l/(4πr²) = ρl/(2πr²)。B:長さl,断面積πr² より R_B = ρl/(πr²)。
- よって R_B/R_A = {ρl/(πr²)}÷{ρl/(2πr²)} = 2倍である。Bは長さが1/2で抵抗が1/2倍,断面積が1/4で抵抗が4倍になり,合わせて2倍と考えてもよい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。長さの比(1/2)と半径の比(1/2)を同じように扱った値で,断面積は半径の2乗で効くので抵抗は2倍になる。
- 2.正しい。R_B = 2R_A である。
- 3.誤り。4倍は断面積の違いだけを考え,長さが1/2になることを考えていない値である。
- 4.誤り。8倍は長さの比を逆に掛けた値で,長さが短いBは抵抗が小さくなる側である。
引っかけ:断面積は半径(直径)の2乗に比例する。長さ・断面積の影響を一つずつ掛け合わせる。
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論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する