コロナ放電の抑制対策
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.18の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送電線路におけるコロナ放電の抑制対策として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:1.電線のねん架を行う。
解き方
- コロナ放電は電線表面の電界強度が空気の絶縁耐力を超えると生じるので,抑制には電界強度を下げることが有効である。電線を太くする・多導体にする,架線時に電線を傷つけない,がいし装置にシールドリングを設ける,金具の突起をなくし丸みをもたせるなどの対策がある。
- ねん架は,送電線の各相の位置を一定の区間ごとに入れ替えて,各相のインダクタンス・静電容量を平衡させるもので,通信線への誘導障害や電圧の不平衡を軽減するための対策である。電線表面の電界強度は下がらないので,コロナの抑制対策ではない。よって1が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。ねん架は線路定数を平衡させる対策で,コロナの抑制にはならない。
- 2.適当。電線の傷は局部的に電界を高め,コロナの原因となる。
- 3.適当。シールドリングで金具周りの電界を緩和する。
- 4.適当。突起をなくし丸みをもたせて電界の集中を防ぐ。
引っかけ:ねん架=線路定数の不平衡の解消。コロナ対策は「電界を下げる」(太く・多導体・丸く・傷つけない)。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度 前期(2023年6月11日(日)実施) No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する