単相2線式線路の電圧降下の簡略式
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.18の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す単相2線式配電線路において,送電端電圧Vs〔V〕と受電端電圧Vr〔V〕の間の電圧降下v〔V〕を表す簡略式として,適当なものはどれか。
ただし,各記号は,次のとおりとする。
I:線電流〔A〕 R:1線当たりの抵抗〔Ω〕 X:1線当たりのリアクタンス〔Ω〕 cosθ:負荷の力率

解答欄
正解
正解:2.v = 2I(Rcosθ+Xsinθ)〔V〕
解き方
- 1線当たりの電圧降下は,抵抗分 IRcosθ とリアクタンス分 IXsinθ の和 I(Rcosθ+Xsinθ) で近似できる。
- 単相2線式は電流が行きと帰りの2本の電線を流れるので,往復2線分の電圧降下となり,v = Vs-Vr = 2I(Rcosθ+Xsinθ)〔V〕である。
- 三相3線式は線間電圧の降下が相電圧の降下の√3倍となるので,√3I(Rcosθ+Xsinθ) となる。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。係数2は正しいが,Rにはcosθ,Xにはsinθを掛ける。
- 2.適当。単相2線式の電圧降下の簡略式である。
- 3.不適当。√3は三相3線式の係数であり,三角関数の組合せも誤りである。
- 4.不適当。三相3線式の式である。
引っかけ:単相2線式は2倍,三相3線式は√3倍。Rにcos,Xにsin。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.8高圧架空配電線路の機材
令和8年度 前期 No.13日負荷率の計算
令和8年度 前期 No.17高圧配電線路の中性点接地方式
令和8年度 前期 No.18過電流遮断器の施設(技術基準の解釈)
令和7年度 後期 No.7三相3線式と単相2線式の比較
論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する