過電流継電器(OCR)
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.15の問題です。論点は「電力系統」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送電線の過電流継電器(OCR)に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.過電流の方向を判別することができる。
解き方
- 過電流継電器(OCR)は入力電流が整定値以上になると動作し,短絡保護や過負荷保護に用いられる。電源側ほど動作時間を長くして事故点に近い継電器から動作させる(時限協調)が,系統が複雑になると時限整定が難しくなる。
- OCRは電流の大きさだけで動作するので,電流がどちらの方向に流れているかは判別できない。方向の判別には,電圧を基準にして電流の位相を見る方向過電流継電器(DOCR)などを用いる。よって4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。整定値以上の電流で動作する。
- 2.適当。系統が複雑になると時限協調をとるのが困難になる。
- 3.適当。短絡保護や過負荷保護に用いられる。
- 4.不適当。OCRは電流の大きさだけで動作し,方向を判別できない(方向過電流継電器が必要)。
引っかけ:方向を判別するには「電圧」の情報が必要。地絡でも同じで,GRは大きさ,DGRは方向。
同じ論点の過去問
令和7年度 後期 No.13過電流継電器(OCR)
令和7年度 前期 No.18電圧フリッカの発生源
令和6年度 後期 No.7配電系統の高調波
令和5年度 後期 No.15保護継電システムの構成機器
令和4年度 後期 No.20高調波を発生しない機器
論点ページ:電力系統の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.15。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する