令和4年度 前期 No.4論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

倍率器の抵抗値

これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

内部抵抗10kΩ,最大目盛30Vの永久磁石可動コイル形電圧計を使用し,最大電圧300Vまで測定するための倍率器の抵抗値として,正しいものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:2.90kΩ

解き方

  1. 倍率器は電圧計に直列に接続する抵抗で,電圧計に加わる電圧を最大目盛以下に抑えて測定範囲を広げる。測定範囲を30Vから300Vへ10倍(倍率m = 10)にする。
  2. 300Vを加えたとき電圧計に30V,倍率器に270Vが加わればよい。直列なので電圧は抵抗に比例し,Rm = 10kΩ×270/30 = 90kΩ。式で書くと Rm = (m-1)×内部抵抗 = (10-1)×10kΩ = 90kΩ である。
  3. 全体の抵抗は 10+90 = 100kΩ となり,300Vを加えると流れる電流は3mAで,電圧計の最大目盛のときの電流(30V/10kΩ = 3mA)と一致する。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。10kΩでは全体が20kΩとなり,測定範囲は60Vまでにしかならない。
  2. 2.正しい。(10-1)×10kΩ = 90kΩ。
  3. 3.誤り。100kΩは電圧計を含めた全体の抵抗で,倍率器だけの値ではない。
  4. 4.誤り。900kΩでは全体が910kΩとなり,測定範囲は910Vになる。
引っかけ:倍率器は (m-1)倍の抵抗を直列,分流器は 1/(m-1)倍の抵抗を並列。「全体の抵抗」と「倍率器の抵抗」を取り違えない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する