架空電線のたるみ
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.16の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送電線における支持点間の電線のたるみの近似値D〔m〕を求める式として,正しいものはどれか。
ただし,各記号は次のとおりとし,電線支持点の高低差はないものとする。
S:径間〔m〕 T:最低点の電線の水平張力〔N〕 W:電線の単位長さ当たりの重量〔N/m〕
解答欄
正解
正解:3.D = WS²/(8T)〔m〕
解き方
- 支持点の高低差がない場合,電線のたるみの近似式は D = WS²/(8T)〔m〕である。
- たるみは電線の重量Wと径間Sの2乗に比例し,水平張力Tに反比例する。径間が2倍になるとたるみは4倍になり,電線を強く張る(Tを大きくする)とたるみは小さくなる。
- なお,電線の実長は L = S + 8D²/(3S)〔m〕で表され,温度が上がって電線が伸びるとたるみが増える。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。分母の3は電線の実長の式(8D²/3S)と混同したものである。
- 2.誤り。径間は2乗,張力は1乗で,乗数が誤っている。
- 3.正しい。たるみ D = WS²/(8T)。
- 4.誤り。分母の8は正しいが,径間と張力の乗数が逆である。
引っかけ:たるみ D = WS²/8T,実長 L = S+8D²/3S。単位を確かめると,WS²/T は (N/m)×m²÷N = m になる。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.16。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する