3心ケーブルの充電電流
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.17の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図は3心電力ケーブルの無負荷時の充電電流を求める等価回路図である。充電電流Ic〔A〕を求める式として,適当なものはどれか。
ただし,各記号は次のとおりとする。
V:線間電圧〔V〕 C:ケーブルの1線あたりの静電容量〔F〕 f:周波数〔Hz〕

解答欄
正解
正解:3.Ic = 2πfCV/√3〔A〕
解き方
- 等価回路は,各線の静電容量CがY結線され,中性点が接地された形である。1線あたりの静電容量Cには相電圧 V/√3 が加わる。
- 容量性リアクタンスは Xc = 1/(2πfC)〔Ω〕なので,充電電流は Ic = (V/√3)÷{1/(2πfC)} = 2πfCV/√3〔A〕となる。
- 充電電流は周波数・静電容量・電圧に比例するので,ケーブルが長い(Cが大きい)ほど,電圧が高いほど大きくなる。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。Cに加わるのは線間電圧Vではなく相電圧V/√3である。
- 2.不適当。電流は電圧に比例するのでV²にはならない(V²に比例するのは充電容量である)。
- 3.適当。相電圧V/√3を容量性リアクタンス1/(2πfC)で割った値である。
- 4.不適当。相電圧で考えている点は正しいが,電流はV²に比例しない。
引っかけ:Y結線の各Cには「相電圧=V/√3」が加わる。充電容量(3相分)は √3VIc = 2πfCV² でV²に比例する。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する