地絡方向継電器の判定要素
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.20の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
高圧配電線路に用いられる地絡方向継電器において,地絡電流の方向を判定する要素として,適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.零相電圧と零相電流の位相差
解き方
- 地絡方向継電器(DGR)は,零相変流器(ZCT)で検出した零相電流と,零相電圧検出装置(ZPD)などで検出した零相電圧の位相差から,地絡点が自分の構内側か外側かを判定する。
- 構内のケーブルが長いと対地静電容量が大きくなり,構外で地絡が起きたときに構内から零相電流が流れ出す。大きさだけで判定する地絡継電器(GR)ではこれで不必要に動作するおそれがあるため,位相で方向を見分けるDGRを用いる。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。線間電圧と負荷電流は通常の運転状態の量であり,地絡の判定には用いない。
- 2.不適当。線間電圧と負荷電流の大きさは過電流や電圧異常の判定に用いる量で,地絡の方向は判定できない。
- 3.適当。零相電圧と零相電流の位相差で地絡電流の方向を判定する。
- 4.不適当。大きさだけでは地絡が構内側か構外側かを判定できない。
引っかけ:方向の判定には「位相」が要る。大きさだけなら無方向の地絡継電器(GR)。DGRはもらい事故(構外の地絡による不必要動作)を防ぐ。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.20。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する