架空配電線路の雷害対策
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.19の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空配電線路の雷害対策として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.高圧電線の支持に,深溝型のがいしを用いる。
解き方
- 架空配電線路の雷害対策には,架空地線による遮へい,避雷器による雷サージの放電,放電クランプ(アークホーン)による電線の溶断防止,耐雷形の機器の採用などがある。
- 深溝型のがいしは,がいしの表面の溝を深くして漏れ距離を長くした耐塩用のがいしで,塩分などの汚損でがいし表面に電流が漏れるのを防ぐ塩害対策である。雷害対策ではないので2が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。架空地線で直撃雷を遮へいし,誘導雷による電圧も低減する。
- 2.不適当。深溝型(耐塩)がいしは漏れ距離を長くする塩害対策である。
- 3.適当。避雷器で雷サージを大地に放電させ,変圧器などの配電用機器を保護する。
- 4.適当。放電クランプでフラッシオーバ後の続流アークをがいし頭部から離し,電線の溶断を防ぐ。
引っかけ:塩害対策(耐塩・深溝がいし,がいし洗浄,はっ水性物質の塗布)と取り違えさせる。雷は「遮へい・放電・溶断防止」と覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.8高圧架空配電線路の機材
令和8年度 前期 No.13日負荷率の計算
令和8年度 前期 No.17高圧配電線路の中性点接地方式
令和8年度 前期 No.18過電流遮断器の施設(技術基準の解釈)
令和7年度 後期 No.7三相3線式と単相2線式の比較
論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する