三相3線式の電圧降下の簡略式
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.18の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す三相3線式配電線路の送電端電圧Vs〔V〕と受電端電圧Vr〔V〕の間の電圧降下v〔V〕を表す簡略式として,正しいものはどれか。
ただし,各記号は,次のとおりとする。
R:1線当たりの抵抗〔Ω〕 X:1線当たりのリアクタンス〔Ω〕
cosθ:負荷の力率 sinθ:負荷の無効率
I:線電流〔A〕

解答欄
正解
正解:1.v=√3 I(Rcosθ+Xsinθ)〔V〕
解き方
- 1相分の電圧降下(相電圧の差)は I(Rcosθ+Xsinθ) で近似され,線間電圧の差はその√3倍になる。
- v=√3 I(Rcosθ+Xsinθ) となる(選択肢1)。
- 単相2線式では往復2線分の電圧降下になるので 2I(Rcosθ+Xsinθ) となる。これらの式は送電端と受電端の電圧の位相差が小さいとして近似したものである。
選択肢ごとの解説
- 1.正しい。三相3線式の線間の電圧降下の簡略式である。
- 2.誤り。Rにはcosθ,Xにはsinθを掛けるので,掛け方が逆である。
- 3.誤り。係数は√3である。
- 4.誤り。係数とcosθ・sinθの掛け方の両方が誤っている。
引っかけ:単相2線式は 2I(Rcosθ+Xsinθ),三相3線式は √3I(Rcosθ+Xsinθ)。
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論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度 後期(2018年11月11日(日)実施) No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する