単相2線式と三相3線式の比較
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年11月12日(日)実施) No.10の問題です。論点は「配電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
低圧配電系統における電気方式のうち,単相2線式と比較した三相3線式の特徴として,最も不適当なものはどれか。
ただし,線間電圧,力率及び送電距離は同一とし,材質と太さが同じ電線を用いるものとする。
解答欄
正解
正解:2.送電電力が等しい場合には,送電損失が大きくなる。
解き方
- 同じ電流を流せる電線で比べると,単相2線式は1条当たり VI/2,三相3線式は √3VI/3≒0.577VI で,三相3線式の方が約1.15倍大きい。
- 同じ電力を送るとき,単相2線式の損失は 2×(P/V)²R,三相3線式は 3×(P/√3V)²R=(P/V)²R で,三相3線式の損失は単相2線式の1/2になる。よって選択肢2が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。1条当たりの送電電力は約1.15倍になる。
- 2.不適当。同じ電力を送るときの損失は単相2線式の1/2に小さくなる。
- 3.適当。三相交流は回転磁界が容易に得られ,三相誘導電動機に適している。
- 4.適当。平衡三相回路の瞬時電力の合計は一定で,脈動しない。
引っかけ:損失は電流の2乗に比例する。三相は線電流が小さくなるので損失が減る。
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論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年11月12日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する