二電力計法による力率
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月14日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す平衡三相回路の電力を測定する二電力計法において,線間電圧が200V,線電流が30Aのとき,電力計の指示値が,W₁ = 4kW,W₂ = 2kWであった。このときの負荷の力率の値として,最も適当なものはどれか。

解答欄
正解
正解:2.0.58
解き方
- 二電力計法では,三相電力は2つの電力計の指示値の和で P = W₁ + W₂ = 4 + 2 = 6kW である。
- 皮相電力は S = √3VI = √3 × 200 × 30 ≒ 10,392V・A ≒ 10.4kV・A である。
- 力率 cosθ = P / S = 6 / 10.4 ≒ 0.58 となる。よって選択肢2が最も適当。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。力率0.5なら一方の電力計の指示が0になる。計算では 6 / 10.4 ≒ 0.58 である。
- 2.最も適当。6kW ÷ 10.4kV・A ≒ 0.58。
- 3.不適当。0.71は力率角45°の値で,計算に合わない。
- 4.不適当。力率1.0なら2つの電力計の指示値は等しくなる。
引っかけ:二電力計法の三相電力は W₁ + W₂。皮相電力 √3VI で割って力率を求める。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1平行板コンデンサの静電容量
令和8年度 No.2一様な電界中で電荷を動かす仕事
令和8年度 No.3RLC直列回路の有効電力
令和8年度 No.4倍率器による電圧計の測定範囲の拡大
令和8年度 No.6Y結線の低圧コンデンサの無効電力
論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月14日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する