Y結線の低圧コンデンサの無効電力
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月12日(日)実施) No.6の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す低圧コンデンサがある。この回路において,電圧V = 200V,容量性リアクタンスXc = 5Ωのときの回路の全無効電力の値〔kvar〕として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:2.8kvar
解き方
- Y結線なので各コンデンサに加わる電圧は V / √3 である。1相の無効電力は (V / √3)² / Xc である。
- 全無効電力は 3 × (V / √3)² / Xc = V² / Xc = 200² / 5 = 8,000var = 8kvar となる。よって選択肢2が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。各コンデンサの電圧は 200/√3 ≒ 115V で,1相は 115² / 5 ≒ 2.67kvar,3相で8kvarとなり,3kvarにはならない。
- 2.正しい。V² / Xc = 40,000 / 5 = 8,000var。
- 3.誤り。24kvarはΔ結線(各コンデンサに200V)とした値である。
- 4.誤り。30kvarはどの結線の計算とも合わない。Δ結線でも 3 × 200² / 5 = 24kvar である。
引っかけ:Y結線は相電圧V/√3。Δ結線なら3V²/Xcで3倍になる。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1平行板コンデンサの静電容量
令和8年度 No.2一様な電界中で電荷を動かす仕事
令和8年度 No.3RLC直列回路の有効電力
令和8年度 No.4倍率器による電圧計の測定範囲の拡大
令和7年度 No.1並列コンデンサに蓄えられるエネルギー
論点ページ:電気理論の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月12日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する