令和6年度 No.6論点:電力系統重要度 A配点 1点未着手

力率改善に必要な進相コンデンサ容量

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月14日(日)実施) No.6の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

有効電力Pが600kWで力率0.6の三相負荷がある。この負荷に並列に進相コンデンサを接続したところ,力率は0.8に改善された。このときの進相コンデンサの容量Q〔kvar〕として,適当なものはどれか。

電力のベクトル図。有効電力Pの水平ベクトルと,改善前・改善後の皮相電力のベクトル,進相コンデンサの容量Qの垂直ベクトルが示されている。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:1.350kvar

解き方

  1. 改善前の無効電力は Q₁ = P × sinθ₁ / cosθ₁ = 600 × 0.8 / 0.6 = 800kvar である。
  2. 改善後の無効電力は Q₂ = 600 × 0.6 / 0.8 = 450kvar である。
  3. 必要なコンデンサ容量は Q = Q₁ − Q₂ = 800 − 450 = 350kvar となる。よって選択肢1が適当。

選択肢ごとの解説

  1. 1.適当。800 − 450 = 350kvar。
  2. 2.不適当。必要な容量は Q₁ − Q₂ = 800 − 450 = 350kvar で,360kvarは計算に合わない。
  3. 3.不適当。450kvarは改善後の無効電力である。
  4. 4.不適当。480kvarは有効電力600kWに0.8を掛けた値で,改善前後の無効電力の差を求めていない。
引っかけ:力率0.6のときsinθは0.8,力率0.8のときsinθは0.6。tanθは4/3と3/4。

同じ論点の過去問

令和6年度の前後の問題

1級電気工事施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月14日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する