直流き電方式と交流き電方式の比較
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.44の問題です。論点は「電気鉄道」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
電気鉄道における交流き電方式(単相交流20kV)と比較した,直流き電方式(直流1,500V)に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:1.変電所の変電設備が簡単である。
解き方
- 直流き電方式では,変電所で交流を直流に変換する整流器が必要で,変電設備は複雑になる。交流き電方式は変圧器で降圧するだけなので変電設備が簡単である。
- 「直流き電方式は変電設備が簡単」とした選択肢1が不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。直流き電は整流設備が必要で,変電設備は複雑である。
- 2.適当。直流き電ではレールからの漏れ電流による地下埋設物の電食を考慮する必要がある。
- 3.適当。直流1,500Vは電圧が低く電圧降下が大きいので,変電所の間隔を短くする必要がある。
- 4.適当。電圧が低く絶縁離隔が小さくてよいので,トンネル断面を小さくできる。
引っかけ:交流き電:変電所が簡単・間隔が長い・通信誘導障害が問題。直流き電:整流器が必要・間隔が短い・電食が問題。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.40トロリ線の用語(JIS)
令和8年度 No.41直流き電方式の特徴
令和8年度 No.42交流電化区間の軌道回路
令和7年度 No.40架空単線式電車線のちょう架方式
令和7年度 No.41直流き電回路の電圧降下の軽減対策
論点ページ:電気鉄道の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.44。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する