Y電源・Δ負荷の三相回路の消費電力
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.3の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す平衡三相回路において,電源側の相電圧がE〔V〕,負荷側の抵抗値がR〔Ω〕である場合の負荷の消費電力P〔W〕の値を表す式として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:4.P = 9E² / R〔W〕
解き方
- 電源はY結線で相電圧がEなので,線間電圧は√3Eである。
- 負荷はΔ結線なので,各抵抗Rには線間電圧√3Eが加わる。1相の電力は (√3E)² / R = 3E² / R である。
- 三相分では P = 3 × 3E² / R = 9E² / R となる。よって選択肢4が正しい。
- 別解:Δ負荷をY負荷に換算すると1相 R/3 となり,各相に相電圧Eがかかるので P = 3 × E² / (R/3) = 9E² / R と同じ結果になる。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。線間電圧√3Eの2乗は3E²であり,電力の式に√3だけが残る形にはならない。
- 2.誤り。3E²/Rは負荷1相分の電力である。
- 3.誤り。各抵抗の電力3E²/Rを3相分合計すると9E²/Rで,√3を掛ける理由はない。
- 4.正しい。各抵抗に線間電圧√3Eが加わり,3相分で9E²/R。
引っかけ:Y電源の線間電圧は相電圧の√3倍。Δ負荷の各抵抗には線間電圧がかかる。
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→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する