分流器による電流計の測定範囲の拡大
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す最大目盛50mAの永久磁石可動コイル形電流計に0.1Ωの分流器Rsを接続したとき,1Aまで測定可能な電流計となった。電流計の内部抵抗Ra〔Ω〕の値として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:3.1.9Ω
解き方
- 1Aを測るとき,電流計に50mA,分流器に 1 − 0.05 = 0.95A が流れる。
- 両者は並列なので端子電圧は等しく,0.95 × 0.1 = 0.095V である。
- Ra = 0.095 / 0.05 = 1.9Ω となる。よって選択肢3が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。分流器と同じ抵抗では,測定範囲は2倍(100mA)にしかならない。
- 2.誤り。0.5Ωでは倍率 1 + Ra/Rs = 6倍で,300mAまでしか測れない。
- 3.正しい。倍率 1 + Ra/Rs = 1 + 1.9/0.1 = 20倍で,50mA × 20 = 1Aとなる。
- 4.誤り。10Ωでは倍率101倍となり,約5Aまで測れることになる。
引っかけ:分流器の倍率 m = 1 + Ra/Rs。倍率は1A/50mA = 20倍なので Ra = 19Rs と覚えてもよい。
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→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する