令和4年度 No.3論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

平衡三相回路(Y結線のLC負荷)の線電流

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.3の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す三相交流回路に流れる電流I〔A〕を表す式として,正しいものはどれか。

ただし,電源は平衡三相電源とし,線間電圧はV〔V〕,誘導リアクタンスはXL〔Ω〕,容量リアクタンスはXC〔Ω〕,XLとXCの関係はXL>XCとする。

三相交流回路の図。線間電圧Vの三相電源の3本の線に電流Iが流れ,負荷は各相に誘導リアクタンスXLと容量リアクタンスXCを直列にしたものをY(星形)に接続している。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:4.I = V / {√3(XL − XC)}〔A〕

解き方

  1. 負荷は各相がXLとXCの直列のY結線である。1相のインピーダンスは Z = XL − XC(XL>XCなので誘導性)となる。
  2. Y結線の相電圧は線間電圧の1/√3なので V / √3 である。
  3. 線電流=相電流 = (V / √3) / (XL − XC) = V / {√3(XL − XC)} となる。よって選択肢4が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。線間電圧をそのまま1相に加えたとして計算している。
  2. 2.誤り。Δ結線の線電流(相電流の√3倍)と取り違えている。
  3. 3.誤り。2相分のインピーダンスに線間電圧が加わるとした考え方で,1相分の計算になっていない。
  4. 4.正しい。相電圧V/√3を1相のリアクタンス XL − XC で割った値である。
引っかけ:Y結線は相電圧=線間電圧/√3,線電流=相電流。XLとXCは逆位相なので差をとる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する