送電系統の保護継電器
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.19の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送電系統の保護に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.比率差動継電器は,電流と電圧の位相差がある比率以上になったとき動作するものである。
解き方
- 比率差動継電器は,保護区間の入力側と出力側の電流の差(差動電流)が,通過電流に対してある比率以上になったときに動作する継電器で,変圧器や母線の内部故障の保護に用いる。
- 「電流と電圧の位相差がある比率以上」で動作するのではないので,選択肢2が不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。保護継電器には,故障を正しく判別する確実性と,速く除去する高速性が求められる。
- 2.不適当。比率差動継電器は差動電流と通過電流の比率で動作する。
- 3.適当。回線選択継電器は並行2回線の電流(電力)の差から故障回線を判別して選択遮断する。
- 4.適当。後備保護は主保護が動作できないときに,遅れて動作して故障を除去する。
引っかけ:「差動」=入口と出口の電流の差を見る。位相を見るのは方向継電器や距離継電器である。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.16送電系統の保護(距離継電方式など)
令和8年度 No.18架空電線のたるみと実長の近似式
令和8年度 No.19架空送電線路のフラッシオーバ対策
令和8年度 No.20架空送電線路の線路定数
令和8年度 No.21電力ケーブルの常時許容電流の増大
論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する