風力発電の風のエネルギー
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.17の問題です。論点は「発電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
風力発電の風車の受風面積を通過する風の運動エネルギーW〔J〕を表す式として,正しいものはどれか。
ただし,受風面積をA〔m²〕,風速をv〔m/s〕,空気密度をρ〔kg/m³〕とする。
解答欄
正解
正解:4.W = ρAv³ / 2〔J〕
解き方
- 1秒間に受風面積Aを通過する空気の質量は m = ρAv である。
- その運動エネルギーは W = mv² / 2 = ρAv × v² / 2 = ρAv³ / 2 となる。よって選択肢4が正しい。
- 風車が実際に取り出せる出力は,これに出力係数を掛けたものになり,理論上の上限はベッツ限界(16/27 ≒ 0.593)とされる。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。通過する空気の質量がvに比例することが抜けており,運動エネルギーの係数1/2もない。
- 2.誤り。風速の3乗に比例する点は正しいが,運動エネルギーの係数1/2が欠けている。
- 3.誤り。質量を ρA(風速に無関係)として扱った形で,通過する空気の質量がvに比例することを考慮していない。
- 4.正しい。風のエネルギーは風速の3乗に比例する。
引っかけ:風力の出力は風速の3乗に比例する(風速が2倍なら8倍)。受風面積(直径の2乗)にも比例。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する