土留め壁を設けた掘削の現象
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.52の問題です。論点は「土木」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土留め壁を設けて行う掘削工事に関する次の記述に該当する現象として,適当なものはどれか。
「軟弱な粘度質地盤で掘削を行うとき,矢板背面の鉛直土圧によって掘削底面が盛り上がる現象」
解答欄
正解
正解:2.ヒービング
解き方
- ヒービングは,軟弱な粘性土地盤で掘削を行うとき,土留め壁の背面の土の重さ(鉛直土圧)が掘削底面の地盤の支持力を上回り,背面の土が回り込んで掘削底面がふくれ上がる現象である。
- 記述はヒービングの説明なので,2が適当である。対策は,土留め壁の根入れを深くする,地盤改良をする,背面の土を除いて荷重を減らすなどである。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。スカラップは,鉄骨の溶接部で溶接線が交差しないように設ける扇形の切欠きである。
- 2.適当。粘性土地盤で背面の土の重さにより掘削底面が盛り上がる現象である。
- 3.不適当。ボイリングは,砂質地盤で上向きの浸透水により砂が沸き立つ現象である。
- 4.不適当。パイピングは,浸透水によって土中にパイプ状の水みちができる現象である。
引っかけ:粘性土=ヒービング(土の重さ),砂質土=ボイリング(水の流れ)。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.52。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する