直流き電回路の電圧降下の軽減対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.44の問題です。論点は「電気鉄道」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
直流電気鉄道のき電回路における,電圧降下の軽減対策に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.静止形無効電力補償装置(SVC)を設置する。
解き方
- 直流き電回路の電圧降下は,き電線・トロリ線・レールの抵抗に電流が流れて生じる。対策は,き電距離を短くする(変電所の増設),き電線の抵抗を下げる(太くする・条数を増やす),上下線一括き電で電流の経路を並列にするなどである。
- SVCは交流の無効電力を補償して電圧変動を抑える装置で,無効電力のない直流き電回路の電圧降下対策にはならない。4が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。変電所の間隔を短くすると,き電距離が短くなり電圧降下が減る。
- 2.適当。き電線を太くしたり条数を増やしたりすると,抵抗が下がり電圧降下が減る。
- 3.適当。上下線のき電線を並列に接続して一括でき電すると,電流が分かれて電圧降下が減る。
- 4.不適当。SVCは交流き電回路の電圧変動対策で,直流き電回路には効果がない。
引っかけ:直流には無効電力がない。SVCは交流き電の電圧変動・不平衡の対策。直流では他にき電用の電圧補償装置・帰線の抵抗の低減なども行う。
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論点ページ:電気鉄道の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.44。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する