2電力計法による力率
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す平衡三相回路の電力を測定する2電力計法において,線間電圧がV〔V〕,線電流がI〔A〕のとき,電力計W₁,W₂の指示値は,それぞれP₁〔W〕,P₂〔W〕であった。このとき,負荷の力率を表す式として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:4.(P₁+P₂)/(√3VI)
解き方
- 2電力計法は,三相3線式の3本の線のうち1本を共通にして,2台の単相電力計で三相電力を測る方法で,2台の指示値の和が三相の有効電力になる:P=P₁+P₂。
- 平衡三相回路の有効電力はP=√3VIcosθ(V:線間電圧,I:線電流)なので,力率はcosθ=P/(√3VI)=(P₁+P₂)/(√3VI)。
- 4が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。皮相電力を有効電力で割った形で,力率の逆数になっているうえ,係数も√3でない。
- 2.誤り。力率の逆数(皮相電力/有効電力)になっている。
- 3.誤り。三相の皮相電力は√3VIで,√2VIではない。
- 4.正しい。有効電力P₁+P₂を皮相電力√3VIで割った値である。
引っかけ:力率=有効電力/皮相電力で,1以下になる式を選ぶ。力率が0.5未満になると,一方の電力計の指示が負になる。
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→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する