ボイリングの防止
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.51の問題です。論点は「土木」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
砂質地盤での土留め(山留め)壁を用いた掘削工事において,ボイリングの発生を防止する方法として,最も関係のないものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.切りばりの間隔を狭くする。
解き方
- ボイリングは,砂質地盤の掘削で,土留め壁背面と掘削底面の水位差によって上向きの浸透流が生じ,その浸透圧で掘削底面の砂が沸き立つように持ち上がる現象である。
- 防止策は,水位差を小さくする(背面の地下水位を下げる),浸透経路を長くする(根入れを深くする),透水性を下げる(止水する)ことである。
- 切りばりの間隔は土留め壁に作用する土圧・水圧に対する支保工の問題で,ボイリングとは関係がないので,2を選ぶ。
選択肢ごとの解説
- 1.関係がある。ディープウェルなどで背面の地下水位を下げ,水位差を小さくする。
- 2.関係がない。切りばりの間隔は土留め壁の変形・応力の対策である。
- 3.関係がある。根入れを深くすると浸透経路が長くなり,動水勾配が小さくなる。
- 4.関係がある。薬液注入などで掘削底面を止水し,浸透流を抑える。
引っかけ:ボイリングは「水(浸透流)」の問題,切りばりは「土圧」の対策。粘性土で底面が膨れ上がるのはヒービング。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.47土量の変化率(ほぐした土量から盛土量)
令和8年度 No.48水準測量の用語
令和8年度 No.49山留め壁の種類(ソイルセメント壁)
令和8年度 No.50鉄道線路の軌道構造
令和7年度 No.47土留め工の支保形式の特徴
論点ページ:土木の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.51。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する