令和2年度 No.4論点:電気理論重要度 A配点 1点未着手

倍率器(多重範囲電圧計)

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

内部抵抗Rvが1 000Ω,最大目盛が1Vの電圧計を,最大指示値が1V,5V,10Vの多重範囲電圧計とするために接続する直列抵抗器Rm1,Rm2の抵抗値〔Ω〕の組合せとして,適当なものはどれか。

電圧計(内部抵抗Rv)の+端子と反対側に,1V端子,抵抗Rm1,5V端子,抵抗Rm2,10V端子の順に直列に接続した多重範囲電圧計の回路。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:3.Rm1:4 000Ω Rm2:5 000Ω

解き方

  1. 電圧計が最大目盛(1V)を指すときに流れる電流は,I=1V/1 000Ω=1mAである。どの測定範囲でもこの電流で最大目盛になるよう,直列抵抗(倍率器)を決める。
  2. 5V端子では,全抵抗をRv+Rm1=5V/1mA=5 000Ωにするので,Rm1=5 000-1 000=4 000Ω。
  3. 10V端子では,Rv・Rm1・Rm2が直列になり,全抵抗は10V/1mA=10 000Ωなので,Rm2=10 000-5 000=5 000Ωとなり,3が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. 1.不適当。Rm1=3 000Ωでは5V端子の全抵抗が4 000Ωとなり,4Vで最大目盛になってしまう。
  2. 2.不適当。Rm1が3 000Ωでは5Vの範囲にならない。Rm2=5 000Ωは正しい。
  3. 3.適当。5V端子の全抵抗5 000Ω,10V端子の全抵抗10 000Ωとなる。
  4. 4.不適当。Rm2=9 000Ωは10V用の倍率器を単独で計算した値で,Rm1が直列に入っていることを考えていない。
引っかけ:倍率器の倍率mのとき,直列抵抗は(m-1)Rv。多重範囲ではRm2がRm1・Rvと直列になるので,10V用の全抵抗から5V用の全抵抗を差し引く。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する