同期発電機の並行運転
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.6の問題です。論点は「電気機器」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
同期発電機の並行運転に関する記述として,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.発電機の負荷の分担は,発電機の励磁電流の調整により,変更することができる。
解き方
- 同期発電機を並行運転するには,起電力の大きさ・位相・周波数・波形(相回転)がそろっている必要がある。そろっていないと発電機の間に横流が流れる。
- 並行運転中の有効電力の分担は,原動機の入力(調速機の設定)を変えて調整する。励磁電流を変えると起電力の大きさが変わり,変わるのは無効電力の分担(力率)である。
- 励磁電流の調整で負荷の分担を変更できるとした3が誤りである。
選択肢ごとの解説
- 1.正しい。起電力の大きさが異なると無効横流(無効循環電流)が流れ,起電力の大きい機は減磁,小さい機は増磁されて等しくなるように作用する。
- 2.正しい。位相が異なると有効横流(同期化電流)が流れ,進んだ機を遅らせ,遅れた機を進めて同期化するように作用する。
- 3.誤り。有効電力(負荷)の分担は原動機の入力で変える。励磁電流で変わるのは無効電力の分担である。
- 4.正しい。負荷が急変すると回転速度が変わって周波数が変動し,回転子が同期速度の前後で振動する乱調を生じることがある。
引っかけ:励磁=無効電力(力率),原動機の入力=有効電力。大きさの違い→無効横流,位相の違い→有効横流と対で覚える。
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→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する