RLC直列回路の有効電力
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.3の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示すRLC直列回路に交流電圧を加えたとき,当該回路の有効電力の値〔W〕として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:2.1 200W
解き方
- 直列回路の合成インピーダンスは,誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが打ち消し合うので,Z=√{R²+(XL-Xc)²}=√{3²+(5-1)²}=√25=5Ω。
- 電流はI=E/Z=100/5=20A。
- 有効電力は抵抗だけで消費されるので,P=I²R=20²×3=1 200Wとなり,2が正しい。力率cosθ=R/Z=0.6を使い,P=EIcosθ=100×20×0.6=1 200Wとしても同じである。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。力率はcosθ=R/Z=3/5=0.6なので,P=2 000×0.6=1 200Wとなり,860Wにはならない。
- 2.正しい。P=I²R=20²×3=1 200Wである。
- 3.誤り。皮相電力2 000V·Aのうち有効電力は1 200W(残りは無効電力1 600var)で,これを超える値にはならない。
- 4.誤り。皮相電力S=EI=100×20=2 000V·Aで,有効電力ではない。
引っかけ:有効電力は抵抗分だけで消費され,リアクタンスでは消費されない(無効電力Q=I²(XL-Xc)=1 600var)。S²=P²+Q²(2 000²=1 200²+1 600²)で検算できる。
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→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する