フェランチ現象
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.23の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
送電系統のフェランチ現象に関する次の記述のうち,[ ]に当てはまる語句の組合せとして,適当なものはどれか。
「フェランチ現象は,送電線路のこう長が[ア]ほど著しくなり,同じ長さの場合[イ]の方が発生しやすい。」
解答欄
正解
正解:1.ア:長い イ:地中ケーブル
解き方
- フェランチ現象は,軽負荷時や無負荷時に,線路の静電容量による進み電流が流れて,受電端の電圧が送電端の電圧より高くなる現象である。
- 静電容量は線路が長いほど大きく,同じ長さなら電線間の距離が近く誘電率の大きい絶縁体を使う地中ケーブルのほうが架空電線よりはるかに大きい。したがって,こう長が長いほど,また地中ケーブルのほうが発生しやすい。
- ア:長い,イ:地中ケーブルの1が適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。こう長が長く静電容量の大きい地中ケーブルほど発生しやすい。
- 2.不適当。こう長が長いほど著しくなるのは正しいが,同じ長さでは架空電線より地中ケーブルのほうが発生しやすい。
- 3.不適当。こう長が短いと静電容量が小さく,フェランチ現象は起こりにくい。
- 4.不適当。こう長も線路の種類も逆である。
引っかけ:静電容量が大きいほど起こりやすい(長い・ケーブル・軽負荷)。対策は分路リアクトルの投入や進相コンデンサの開放。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する