母線保護の保護継電方式
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.10の問題です。論点は「変電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
変電所の母線保護に用いられる保護継電方式として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.温度継電方式
解き方
- 母線は多数の回線が集まる設備で,母線事故は影響が大きいため,事故を高速・確実に検出して母線につながる遮断器を一斉に引き外す保護が求められる。
- 母線保護には,母線に出入りする電流の和を見る電流差動方式,変流器の二次回路の電圧で判定する電圧差動方式,各回線の電流の位相を比べる位相比較方式,電流の方向を比べる方向比較方式などが用いられる。
- 温度継電方式は母線の短絡・地絡を検出する方式ではないので,3が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。母線に流入・流出する電流の差が生じたときに内部事故と判定する。
- 2.適当。高インピーダンスの継電器で差電流による電圧を検出し,外部事故時の変流器の飽和の影響を受けにくい。
- 3.不適当。温度で動作する継電器は変圧器などの過熱の検出に使うもので,母線事故の高速検出には用いない。
- 4.適当。内部事故では各回線の電流の位相がそろい,外部事故では逆位相になることで判定する。
引っかけ:母線保護は「流入と流出の比較(差動)」が基本。温度・ガス圧などは機器(変圧器)の保護に使う。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する