多導体方式の特徴
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.11の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送電線における,単導体方式と比較した多導体方式の特徴として,不適当なものはどれか。
ただし,多導体の合計断面積は,単導体の断面積に等しいものとする。
解答欄
正解
正解:1.静電容量が小さい。
解き方
- 多導体方式は,1相の電線を複数の素導体に分けてスペーサで間隔を保つ方式である。合計断面積が同じでも等価半径が大きくなる。
- 等価半径が大きいとインダクタンスは小さく,静電容量は大きくなる。また,電線表面の電位の傾きが小さくなるので,コロナが発生しにくい。
- 静電容量が小さいとした1が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。等価半径が大きくなるので静電容量は大きくなる(フェランチ現象が起こりやすくなる面もある)。
- 2.適当。インダクタンスが小さくなって送電線のリアクタンスが減り,安定度が上がるので送電容量が大きくなる。
- 3.適当。等価半径が大きくなるので,作用インダクタンスは小さくなる。
- 4.適当。表面の電位の傾きが小さくなり,コロナ開始電圧が高くなるので,コロナ損や雑音が減る。
引っかけ:等価半径が大きい→L小・C大・コロナ開始電圧大。短所は風雪によるねじれ・振動対策(スペーサ)が要ること。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する