架空送配電線路の塩害対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.27の問題です。論点は「送電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
架空送配電線路の塩害対策に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.電線相互の間隔を保つため,長幹がいしをV吊りとして用いる。
解き方
- 塩害は,がいし表面に付着した塩分が霧や雨で湿り,漏れ電流が増えてフラッシオーバに至るものである。対策は,がいしの連結個数を増やす過絶縁,沿面距離の長い耐塩がいし(深溝がいし・長幹がいし),ポリマがいし,活線洗浄,はっ水性物質の塗布などである。
- 長幹がいしをV吊りにして電線相互の間隔を保つのは,電線の横振れ対策で,塩害対策の目的ではない。3が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。ポリマがいしは表面がはっ水性で,耐トラッキング性の高い材料を使えば汚損に強い。
- 2.適当。懸垂がいしの連結個数を増やすと沿面距離が長くなり,汚損時の絶縁強度が上がる(過絶縁)。
- 3.不適当。目的が電線間隔の確保で,塩害対策になっていない。
- 4.適当。深溝がいしは下面のひだを深くして沿面距離を長くし,汚損時の耐電圧性能を上げている。
引っかけ:塩害対策は「沿面距離を長く」「汚損を除く・付きにくくする」。V吊りは横振れ対策。
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論点ページ:送電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する