電力系統の安定度向上対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.11の問題です。論点は「電力系統」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
電力系統の安定度向上対策に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.直列リアクトルを設置する。
解き方
- 送電電力はP=V₁V₂sinδ/X(X:系統のリアクタンス)で,Xが小さいほど同じ電力を小さな相差角で送れ,安定度が高くなる。
- 送電線に直列リアクトルを設置するとXが大きくなり安定度は下がるので,2が不適当である。安定度を上げるには,逆に直列コンデンサを入れてリアクタンスを打ち消す。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。系統のリアクタンスを小さくすると,安定度が向上する。
- 2.不適当。直列リアクトルはリアクタンスを増やし,安定度を下げる。
- 3.適当。速応励磁方式は故障時に界磁を速やかに強めて内部電圧を上げ,発電機の同期を保ちやすくする。
- 4.適当。高速度保護リレーで故障を速く除去すると,発電機の加速が小さいうちに系統を回復できる。
引っかけ:安定度向上は直列「コンデンサ」。直列リアクトルは短絡電流の抑制などに用いる。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.9パーセントインピーダンス法
令和8年度 No.10電力系統の供給信頼度の向上対策
令和8年度 No.17電力系統の連系の利点と課題
令和7年度 No.6力率改善に必要な進相コンデンサ容量
令和7年度 No.15電圧調整に用いる機器
論点ページ:電力系統の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する