2電力計法による力率
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.4の問題です。論点は「電気理論」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す平衡三相回路の電力を測定する2電力計法において,線間電圧がV〔V〕,線電流がI〔A〕のとき,電力計W₁,W₂の指示値は,それぞれP₁〔W〕,P₂〔W〕であった。このとき,負荷の力率を表す式として,正しいものはどれか。

解答欄
正解
正解:4.(P₁+P₂)/(√3VI)
解き方
- 2電力計法では,2つの電力計の指示値の和が三相の有効電力になる。平衡三相回路では,P=P₁+P₂=√3VIcosθである。
- 三相の皮相電力は√3VIなので,力率はcosθ=P/(√3VI)=(P₁+P₂)/(√3VI)となり,4が正しい。なお,力率が0.5より低い(遅れ角60°を超える)と,一方の電力計の指示が負になる。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。分母と分子が逆で,三相の皮相電力も√3VIではなく2VIとしている。
- 2.誤り。正しい式の逆数である。
- 3.誤り。三相の皮相電力は2VIではなく√3VIである。
- 4.正しい。力率は有効電力P₁+P₂を皮相電力√3VIで割ったものである。
引っかけ:三相の皮相電力は√3VI。2電力計の指示の和が三相の有効電力になる。指示の差(P₁-P₂)からは無効電力が求まる。
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→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する